コンクリート構造物の補修・補強フォーラム2016
2016年8月5日
8月5日、(一社)コンクリートメンテナンス協会主催、「コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2016」が開催されました。
内容は下記のとおりです。
1.劣化機構に応じた補修工法選定の基本的な考え方
2.亜硝酸リチウムを用いた塩害、中性化、ASRの補修技術について
3.コンクリート構造物の劣化と表面保護工について
以下、参加職員の感想(抜粋)です。
・劣化因子と劣化の過程により必要とされる補修工法、要求性能について学んだ。
コンクリート構造物の維持管理業務に対する基本的な考え方について、シンプルかつ体系的なイメージをつかむことができた。
・亜硝酸リチウムを用いた塩害、中性化、ASRに対する補修技術について学んだ。
亜硝酸イオンは鉄筋の不動態皮膜再生を行い、鉄筋腐食を抑制するため、塩害、中性化対策に効果がある。
また、リチウムイオンはアルカリシリカゲルを非膨張化するためASR対策に効果がある。
つまり万能薬のようなものというイメージを持ってしまったが、費用や今後のメンテナンスに対する考え方によって
他の工法と比較検討する事が重要だという事も学んだ。(K.N)
今後の業務に活かしていきたいです!